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008:『土は草から生まれた』  




土は草から生まれた

コンクリートやアスファルトで覆われた地面の割れ目から小さな草が顔をのぞかせている姿を見かけたことがあるでしょうか。草が硬いアスファルトの下からはじめて顔をのぞかせたとき、そこには草だけしかありませんでした。けれど、数ヵ月後には違っています。みなさんも草の根元に土があることを発見すると思います。誰も土を運んでいないのに土が現れているのです。その土はどこからやってきたのでしょうか?
土のほとんどが草が化けたものなのです。



草はとても大切なもの

窒素やリン、カリウムなどの土に必要な栄養素の中で飛びぬけて多いのがカルシウムです。
土は大量のカルシウムを必要としており、このカルシウムを集めてくれるのが草なのです。
土が痩せている段階では竹が生え、縦横に根を張り巡らせることで硬い土をやわらかくします。次にススキが生え、土が豊かになるにつれてスギナやハコベ、オオイヌノブクリなどに移り変わります。草は変わっていきますが、どの草もカルシウムを集めてくれるのです。
スギナは自分の体内に70%ものカルシウムを蓄えることができます。スギナの群生の中で偶然にもすばらしいニンジンが育っていることを秋田県小坂町の畑で体験しました。これが私に無農薬・無化学肥料の循環農法を教えてくれました。カルシウムが鍵だったのです。
草食動物のカバやゾウ、牛や馬など草しか食べないのにみんな立派な骨格をしているではありませんか。草の中に良質のカルシウム分が大量に含まれている証拠です。
土や作物や動物、そして我々人間に必要なのは、石灰石から取り出した石灰ではなく、草に含まれている酵素態のカルシウムなのです。


草の作り出したカルシウムで人が健康に


草が作り出したカルシウムは、人体に100%吸収されて健康にしてくれます。
スギナを食べると結核が治り、アトピー性皮膚炎なども良くなると言われています。
作物を収穫した後は、草ごとトラクターですき込んでしまいます。土が見えないほど生えていた草もすき込んで1ヶ月ほどで姿を消します。土の中の昆虫や微生物がせっせと食べて草を土に返してくれるのです。土が生きている証拠です。農薬や化学肥料をまき続けた畑では草はそのまま残っているはずです。土の中の昆虫や微生物が死滅してしまっているからです。
今、「有機農法だ」「無農薬野菜だ」と騒がれていますが農薬も化学肥料もまだ世の中になかった時代のことをもう一度考えて欲しいのです。
「土が本来の姿を取り戻し、野菜が本来の姿を取り戻す」。これは特別なことではなく、発想の転換さえ出来れば、どこでも、誰でも出来ることなのです。

環境事業部 農業環境研究所 所長 本間光義




 
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