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012:鶏から人への大きな便り  
     第四回『三つの方向性』  


  *本コラムは、雑誌「鶏卵肉情報」にて2006年7月~2007年7月までの毎月連載された
   同名コラム(執筆は当社農業環境研究所長 本間光義)を加筆、修正したものです。


私は鶏フン処理を三つの方向で考えています。
1.悪臭は消す
2.モノを減らす
3.濃縮された特殊肥料に変える

今回は『三つの方向で考える』ことを提案いたします。

生フンの三つの方向「科学性」「物理性」
「生物性」に分けて考えます。

・科学性では、PH調整、窒素源、炭素率
・物理性では、固相、液相、気相
・生物性では、嫌気性菌、好気性菌、両性菌

これは鶏フン処理を行ううえで重要なことです。

また発酵は、初期発酵、攪拌発酵、堆積発酵の三つの方向で考える。
このように鶏フン処理については三つの方向に分けて考えることが基本です。
生フンの状態から無臭な良質堆肥の状態に変えるのは菌の働きがあってこそ、そのためにその菌が活発な活動をするようなさまざまな条件を揃える必要があります。
菌は肉眼では見えません。このために各農場の除フン担当者の勘と経験が重要となります。
その農場の除フン量、フンの種類、フンの成分、機械類の規模、処理施設の作業効率など、一口に鶏フン処理といってもかなりの難しさがあります。このあらゆる条件を揃えなければ、スムーズに処理はできないのです。
農場の中で鶏フン処理施設は、汚く、臭いところではあります。しかし、養鶏経営の中で占める重要性はかなり大きいものと思います。
経営者、そして鶏糞処理の担当者もそのことをしっかりと認識することが重要です。
自分たちの農場が安心、安全な経営をするために、環境問題がそれのブレーキとならないように改めて考えてください。できるところから「いつまでに」「何を」「どの程度改善するか」の計画を三回以上立てることをお勧めします。
「どこの部分を」「どの程度」一方通行ではなく『三つの方向から考える』と必ず解決できます。
除フン計画をさまざまな方向から分析をして、農場の環境に適した方法を考え出してください。
そしてもう一点は「農場内で発生した問題を解く応えは、必ずその農場にある」ということを意識してください。
菌については、その農場内に棲む菌の活用が一番です。これは北海道から九州までさまざまな農場、畑、田んぼ、果樹園など20年以上廻った私の経験からはっきりと言えます。インドネシアでの2年間の経験からも同様です。やはりその農場に棲む土着菌にはかないません。これは事実です。


環境事業部 農業環境研究所 所長 本間光義




 
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